里親か施設か実親か
パーマネンシーの保障
フレンドホームQ&A
〇東京都の場合、原則として都内に在住していること(施設との地理的関係)
〇単身でも可能ですが、単身の場合には、子育て経験や子どもに関わる仕事の経験、体調不良の場合に協力者が近くにいることを条件としています。低年齢の子どもの場合は両親がそろっていることがのぞましいです。
家庭訪問で確認されることは、
〇同居者全員が、同意し、かつ十分な理解と子どもへの愛情があること
〇住居の広さや間取りが狭くないこと(同居者、子どもとの双方が窮屈な思いをしないですむどうか)
何とも言えません。
すぐに委託がある場合もあれば、なかなか委託が無い場合もあります。
率直に尋ねてみてください。
フレンドホームは東京都における呼称です。 週末里親、三日里親、季節里親などの呼称と対象が都道府県によって異なります。
養育里親と同等の研修を必要とするか。
申込み先が児童相談所か施設か、双方か。
など、フレンドホームの進め方に、都道府県による様々な違いがあります。このQ&Aを参考に、施設、児童相談所にご確認いただくことをお勧めします。
里親研修は受講の必要がありませんが、施設が一定の理解を求める場合があります。子育て経験のない方は施設で研修したり、親族や知り合いに相談したり、子育てについてのYouTube動画等を見て学ぶことが望まれます。
自治体によっては、フレンドホームの場合でも里親研修を必要としている場合もあります。自治体のホームぺージを事前チェックしてみてください。
特に日数の制限はありませんが、子どもの担当の施設職員さんと相談しながら、子どもとフレンドホーム双方の程よいペースで交流します。
児童養護施設に相談した場合には、必要に応じ、施設から児童相談所とやりとりをします。
最初に児童相談所に相談することも可能です。
もちろん可能ですが、すべての子どもがフレンドホームが可能なわけではないため、条件に合った子どもがいない場合もあります。
フレンドホームの場合も、保護者の了解が必要とされており、児童相談所の積極的な運用に委ねられています。但し、保護者の了解が無い場合でも、フレンドホームを認めている自治体もあるようです。
養育里親はだめであっても、フレンドホームなら実親の了解を得られる場合もあります。
親との交流がほとんどないなど、家庭経験が少ない子どもにフレンドホームとの交流を勧めることが多いようです。
施設のイベントの際などに、実際に施設で子どもと会ってみて、原則として双方が了解した場合に施設の判断でフレンドホームになっていただきます。子どもがペットが苦手な場合もあるので、ペットの有無も重要な確認項目です。
まず、児童相談所の指示による里親研修を経て、養育里親ないし養子縁組里親の登録がなされていることが必要となります。 したがって、研修を受講されていない場合には、何度かフレンドホームを継続されている中で、研修を受講して登録を済ませる必要があります。6か月程度かかるようです。養育里親になるには、児童相談所の承認が必要です。養子縁組を行うには、加えて裁判所の判断が必要となります。
東京都の場合は1日あたり2,300円となっています。但し7日間を上限としています。養育里親の場合の月9万円+一般生活費(乳児62,000円、乳児以外53,710円)+その他実費(幼稚園費、教育費、医療費、通院費など)と比べて、少なくなっています。
交流中に子どもが起こした事柄で、第三者から損害賠償を求められた場合などには、東京都が加入する保険により保証されます。
自治体によって異なる場合があるので、施設にご確認ください。
必要です。
家庭訪問の際に施設が確認し、了解があるかどうか判断します。
特に実子と子どもの年齢が近い場合には、あとで実子が嫌な思いををするケースが多くあり、慎重に判断されます。実子の意見表明権にも配慮します。
フレンドホームに行くことの事前了解は原則として児童相談所の担当者が実親から取っていますが、トラブルを避けるため、了解なしに委託先を教えることはありません。
フレンドホームは短期間のため、実親の希望があっても必ず会わせるわけではありませんが、会わせる場合でも原則として施設の方または児童相談所の担当者が同席します。
実親の行方がわからない場合などには、児童相談所の判断のもと、実親の了解なくフレンドホームに委託することとなります。
実親と知人で、実親の了解のもとフレンドホームに来ているケースを除き、原則として同じ校区でフレンドホームに委ねることのないように配慮されています。
伺った後の子どもの反応にもよりますが、フレンドホームはできるだけ同じ家庭にお願いするケースが多いようです。ご確認ください。
最も配慮すべきは子どもの気持ちです。施設や児童相談所の判断によりますが、実子とのトラブルや金銭トラブルなど、トラブルの内容によっては活動を停止する場合があります。
問題を乗り越えることも生活経験ですので、施設とよく相談してください。
車で行う場合も、電車・バスで行う場合も共に、フレンドホームの方にお願いしています。交通費は基本的にフレンドホームの負担となります。
東京都では、施設からフレンドホームの自宅までの子どもの分のみは公共交通機関による往復の交通費が毎回支払われます。
子どもから連絡を取ってくる場合はありますが、逆に連絡をする場合には最初に施設の了解を取ってください。
施設を退所後に自立支援をサポートいただくことは、フレンドホームの重要な目的でもあるので、子どもからの相談があれば対応いただくのは歓迎です。
いろいろとトラウマがある可能性があるので、こちらからは聞かないでください。
でも、子どもの方から話してきた場合には、批判したり意見を言うのではなく、受け止めて聞いてあげてください。
子どもが話したがらない場合を除き、施設での生活の話を聞かれるのはいいでしょう。生活習慣の違いに驚くことが多いようですが、フレンドホームで実際の家庭の暮らしを知ることは目的の一つでもあります。施設での生活習慣に合わせる必要はありません。
フレンドホームに来る前に、施設から相談がある場合がありますが、その際に話した内容に従っていただければ大丈夫です。
自分のこどもと接するのと同様で、ことわっても構いません。
事前に施設から聞いておいた方がいいでしょう。料理の前に子どもに聞くのもいいかと思います。
好き嫌いをなくすのはとてもいいことですが、預かる期間が短いので、無理をする必要はありません。
特にアレルギーがある場合は要注意です。
服薬の持参については、薬の量、頻度を含め、施設との確認をきっちりと行っておいてください。
自宅の金品や所持品について、十分な管理をお願いします。出来心を起こさない環境づくりをお願い致します。
基本的にはしないでください。金品を受け取ることが来る目的になってしまうこともあり得ます。お年玉などの行事もあるので、扱いについてはわからなければ、施設と相談してください (個別の家庭体験なので、施設に過度に相談する必要はないです)。
叱ってもかまいませんが、感情的になって怒鳴ったり大声を出したり、特に暴力は厳禁です(大人からの何らかのパワハラや暴力を受けています)。
子どもにはなぜ良くないかをわかっていない場合もあるので、「なぜ良くないのか」をていねいに説明してあげてください。
子どもの日常を知っているのは、施設の担当者です。わからないことは施設に聞き、一緒に育てる気持ちでいてください。
里研にご一報いただけると幸いです。
施設によってフレンドホームへの対応が異なることがあり、里研としても把握し、今後に活かしたいと考えます。
普通に生活されていれば大丈夫ですが、どちらかは在宅されていた方がいいでしょう。
買い物に行っている時間など、実子だけが在宅している時間もありえますが、子どもと実子の双方に了解を取ってください。
自治体の個人情報の保護に関する条例にしたがうこととされています。フレンドホーム中に知りえた個人の情報についてはくれぐれもご注意ください。SNSへのアップについては原則として避けてください。